不動産を購入する流れは?形態や注意点についても解説

不動産を購入する流れは?形態や注意点についても解説

理想のマイホーム探しをいざ始めたものの、不動産を購入する流れや手続きの全体像が掴めずにお困りではありませんか。
不動産の購入では決めることが多く、契約やローン、必要書類なども複雑なため不安になるのも仕方がありません。
本記事では、売主物件と仲介物件といった販売形態の違いから、スムーズな不動産購入の流れ、そして事前に確認すべき注意点や対策について解説します。
正しい知識を身につけて、後悔のない不動産の購入を成功させたいとお考えの方は、ぜひご参考になさってください。

不動産購入前に知っておきたい2つの販売形態

不動産購入前に知っておきたい2つの販売形態

不動産を購入する際は、主に売主物件と仲介物件という、2つの販売形態からおさえる必要があります。
まずは、それぞれの定義やメリット・デメリットについて、解説していきます。

売主と仲介の取引の違い

物件選びでは、間取りや駅からの距離にくわえて取引態様も確認し、費用や保証の違いを理解しておくことが大切です。
売主物件は、不動産会社が所有する物件を直接販売する形で、新築分譲や買取再販などが当てはまります。
第三者が入らない分、窓口が1つにまとまりやすく、質問対応や書類準備も進めやすいでしょう。
一方の仲介物件は、売主と買主の間に仲介会社が入り、条件調整から契約までをサポートします。
さらに、仲介会社は物件調査や重要事項説明も担い、情報システムを使用して数多くの候補から提案してくれます。

売主物件のメリットとデメリット

売主物件は仲介手数料がかからないため、契約時の初期費用を抑えて、その分を家具家電や引っ越し費用に回しやすくなります。
仲介の場合、400万円を超える取引の手数料の上限は「税抜価格×3%+6万円+消費税」で、3,000万円の物件であれば約100万円が目安です。
また、契約内容と異なる不具合に対する契約不適合責任が最低2年間設けられており、宅地建物取引業法上も2年未満に短縮する特約は無効とされています。
一方で、買取費用や改修費用が価格に含まれていることもあるため、周辺相場と比較しながら判断すると良いでしょう。
気になる点は口頭で済ませず、書面でも確認しておくと、あとからの行き違いを防ぎやすくなります。

仲介物件の特徴と選択基準

仲介物件は市場の情報から幅広く選べるため、エリアや学区を絞っても候補を見つけやすい点が魅力です。
複数の物件を比べながら仲介会社の助言を受けられるため、管理状況や周辺環境も整理しやすく、判断の軸が整います。
また、自社物件に偏りにくく、条件整理や優先順位付けも手伝ってくれるため、初めてでも進めやすいでしょう。
一方で、仲介手数料が必要になり、資金計画では数十万円から数百万円の差が出ることもあります。
さらに、売主が個人の場合は、契約不適合責任が短くなったり免責特約が付いたりするため、保証内容や点検履歴は書面で確認しておきましょう。

物件探しから引渡しまでの不動産を購入する流れ

物件探しから引渡しまでの不動産を購入する流れ

前章では、販売形態の違いについて述べましたが、実際の購入の手続きがどのように進むかも気になりますよね。
ここでは、物件探しから引渡しまでの流れについて解説します。

条件設定から内見の進め方

まずは自己資金と毎月の返済計画を整理し、諸費用も含めた予算の上限を早めに決めておきます。
次に、通勤通学や買い物の動線をイメージしながら、希望エリアや駅距離、周辺施設などの優先順位を家族で共有していきましょう。
条件は、「譲れない点」と「調整できる点」に分けておくと探し方がぶれにくく、比較もしやすくなります。
物件情報は、検索サイトだけでなく不動産会社にも相談し、取引態様や管理費なども含めて漏れなく集めることが大切です。
候補が見つかったら内見で日当たりや音を確認し、申し込み前には周辺相場や管理規約、ペット可否も整理しておきましょう。

住宅ローン審査の手順とコツ

購入の方向性が固まったら、住宅ローンの事前審査を使って借り入れの目安を早めに確認しておきましょう。
事前審査では、年収や勤務先にくわえて他の借り入れ状況も見られるため、必要書類をそろえて内容を正確に申告することが大切です。
申し込み内容を整理し、手続きを短期間でまとめると、信用情報の確認も進みやすくなります。
また、金融機関ごとに金利優遇の条件や事務手数料が違うため、複数の銀行を比べて選ぶと納得しやすいでしょう。
そのうえで金利タイプや返済期間を決め、団体信用生命保険の内容や総返済額も確認しておきます。
事前審査に通過したら本審査へ進み、返済比率を踏まえた無理のない計画を示すことで、その後の手続きも進めやすくなります。

売買契約から引渡しまで

契約前には重要事項説明を受け、費用や制限事項などを1つずつ確認し、気になる点はその場で質問して解消しておきましょう。
内容に納得できたら売買契約を結び、手付金を支払ったうえで、領収書や契約書の控えは保管します。
あわせて、付帯設備表や物件状況報告書にも目を通し、説明内容と食い違いがないか確認しておくことが大切です。
契約から引渡しまでは1〜2か月が目安のため、ローンや火災保険などの期限を一覧にして段取りを管理すると、進めやすくなります。
また、登記は司法書士が担当することが多いため、当日の持ち物や振込のタイミングなどを事前に打ち合わせておきましょう。
引渡し当日は、残代金の支払いと登記手続きをおこない、鍵を受け取れば手続きは完了です。

不動産を購入する際の注意点

不動産を購入する際の注意点

ここまで、不動産の購入の手続きについて解説しましたが、後悔しないためのリスク対策もおさえておきましょう。
最後に、購入前に確認しておきたい注意点について、解説していきます。

無理のない資金計画の立て方

資金計画は物件価格だけでなく、契約や手続きにかかる諸費用まで含めた総額で考えることが基本です。
住宅ローンは返済負担率を意識し、将来の教育費や車の維持費なども見込んで、返済額を決めましょう。
諸費用には登記費用やローン手数料、火災保険料などが含まれるため、購入前に概算を把握しておくと資金繰りを整えやすくなります。
マンションの場合は、管理費や修繕積立金も毎月かかるため、ローン返済と合わせた支出で検討しておくことが大切です。
引渡し後の固定資産税や都市計画税、リフォームや家具家電の費用も見込み、時期を分けて準備すると予算にゆとりを持ちやすくなります。

ハザードマップと災害リスク

災害リスクは、自治体が公開しているハザードマップで、物件の住所と重ねて手軽に確認できます。
浸水想定や土砂災害の警戒区域を把握したうえで、階数や避難経路、駐車場の位置まで具体的に想定しておくことが重要です。
たとえば、浸水想定が0.5mの地域なら、玄関の高さや設備の設置場所を事前に確認しておくと、備えやすくなります。
あわせて、過去の浸水履歴や周辺の地形も調べ、雨の日の水の流れを現地でイメージしてみると良いでしょう。
さらに、避難所までの距離や夜間の道の明るさを歩いて確かめ、耐震性や非常用設備も確認しておくことが大切です。

物件調査と専門家への相談

物件調査では、境界や権利関係がわかる登記情報を確認し、引渡し後の名義手続きを進めやすくしておきましょう。
中古住宅を検討するなら、住宅診断(ホームインスペクション)で設備の状態や劣化具合を客観的に把握できます。
あわせて、付帯設備表や修繕履歴にも目を通し、気になる点はメモしておくことが大切です。
マンションの場合は、管理規約や長期修繕計画も確認し、将来の修繕方針が暮らし方に合うか考えてみてください。
不明点は不動産会社や司法書士、家計の専門家にも相談し、重要事項説明は家族で共有して判断すると良いでしょう。

まとめ

不動産を購入する際は、仲介手数料が不要な売主物件と、選択肢が広くサポートを受けられる仲介物件の特徴を比べて選ぶことが大切です。
物件探しから引渡しまでは、予算と希望条件を整理し、内見や住宅ローン審査を経て、納得したうえで売買契約と登記手続きを進めます。
購入後の後悔を防ぐためにも、諸費用を含めた資金計画を立て、ハザードマップの確認や専門家への相談を事前におこないましょう。

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